毎年9月下旬から10月上旬にかけて話題となるのがノーベル賞。
やはり日本人が受賞すると嬉しいものですが、その選考に関する舞台裏はあまり知られていません。
最近読んだ「ノーベル賞の舞台裏」は非常に興味深かった。
まずノーベル賞には「物理学賞」「化学賞」「生理学・医学賞」「文学賞」「平和賞」の5部門があります。
この記事のタイトルにもしてますが「ノーベル経済学賞」と呼ばれているものは正式には「アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞」であり、ノーベル賞ではないのです。
これはノーベル財団も「経済学賞はノーベル賞ではない」と正式に表明しているそうです。
(ちなみに選考はスウェーデン王立科学アカデミー)
授賞式は同じ日に同じように行うというのに不思議ですね。
経済学賞の賞金だけはスウェーデン国立銀行が拠出するそうです。
これには色々とありますので興味のある方は是非読んでみてください。
その他の賞に関する選考方法や問題点なども記されていて、気軽には読める文体ではないにしても、ノーベル賞に興味がある人でしたら満足する一冊だと思います。
始めに私が「日本人が受賞すると嬉しい」と書きましたが、それはノーベルの遺志と異なるようです。
国籍問わず。
国別対抗戦のようになるのはノーベルさんの遺志に反するので、私の「日本人~」のくだりは撤回させて頂きます。